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2012-09-07

読んだ本(2012-#16):ナショナル・ストーリー・プロジェクト

[No.1798]

#16「ナショナル・ストーリー・プロジェクト <1>」ポール・オースター編

ラジオ番組のために編者が全米から募集して精選した
ちょっと普通でない実話が180ほどまとめられています。

感動したり、切なくなったり、やるせなくなったり、いろんな話があります。
誰もがおそらく持っているそんな人生の経験や時間を、共有できる気分です。
時代や人種を超えて、人間で共有できる普遍の何かがある、という
気持ちにさせてくれます。

350ページくらいの本です。
これくらいのページ数の小説であれば、
最近の拙者であれば4時間くらいで読み終えていると思うのですが、
この本を読み終えるのは時間がかかりました。

出張中の移動時間や飛行機の中でも読んだんですが、
おそらく10時間くらいはかかっていると思います。
自分では意識していませんでしたが、1文字1文字を見落とせないし、
1930~1990年代のアメリカの都会や田舎町、
それぞれの投稿者の背景を想像しながら読もうとしたことも理由の一つと思います。

そして読み終えて、気に入ったエピソードを思い出して、また読みたい気分ですが、
読むのに時間もかかったし、実際に疲れました。
本を読むということであっても、
内容や思い入れの違いで、疲労が違うことを再認識。

この本、オススメします。

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